小説 夜は短し歩けよ乙女( 森見登美彦)あらすじとアサキの感想 [森見登美彦]
森見登美彦さんの小説「夜は短し歩けよ乙女」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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本日ご紹介させて頂くのは、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」です!
この本には、実は個人的に思い出が有ります。
あれは大学生の時、地元の本屋さんバイトをしていた僕は、この本の素敵な表紙を見た瞬間にびびっときました!
…これは売れる 笑
冗談はさておき、本屋さんにたまにある手書きのPOPって有るじゃないですか、スタッフのオススメ!的な。
当時、僕はこの本のPOPを書かせてもらったんです!
あー大学時代はひたすら楽しかったなぁ…。なんの生産性も無い日々がなぜか楽しくて…
…
はい、本の紹介に入ります。。。笑
まずは、あらすじから!
後輩である少女にの事が好きな「私」は、なんとか彼女に気に入られようと「彼女」を追いかけ回します。
しかし、彼女はあくまでマイペース!
お酒が好きな彼女と、彼女を追いかけ回していた「私」は、夜の街でたくさんの不思議な世界と奇妙な人達に出会います。
そんな世にも奇妙な人達と不思議な状況に巻き込まれる、恋愛小説ながらファンタジーであり、ファンタジーでありながらなぜかリアルな、そんなお話です。
あらすじを書いてしまえばこれしかありませんが、この本は、もうなんていうか雰囲気が素晴らしいです!
もちろん内容も面白いのですが、あらすじうんぬんを書くのはちょっと難しいというか。。。
そして、はっきりいって読みにくいところもあります。
僕も最初、森見さん特有の独特の文体を読むのにかなり苦労した覚えがあります…
しかしながら、その文体になれてしまえば、その独特の世界観と雰囲気に飲み込まれる感覚がなんとも心地よい作品です。
これだけ読むと意味分かんないと思うので、今回はオススメポイントのかわりにちょこっと本文を抜粋してみることにします!
その夜、私は単身で魅惑の大人世界へ乗り込んでみたいと思いました。
通りかかった四条木屋町の界隈は、夜遊びに耽る善男善女がひっきりなしに往来していました。
この界隈にこそ「お酒」がめくるめく大人世界との出会いが私を待ち受けているに違いないのです。
そうなのです。私はわくわくして、老舗喫茶「みゅーず」の前で二足歩行ロボットのステップを踏みました。
ね、独特の言い回しでしょ!笑
京都を舞台にした恋愛小説ですが、気付いたらファンタジーの世界に迷い込んでいたりする、森見さんのセンスに圧倒される作品だと思います。
森見さん特有の独特な言い回しは本当に最初は読みにくいですが、はまれば本当に気持ちがよい世界に引きずり込まれます!
ぜひ気になった方には読んでもらいたいです!
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本日ご紹介させて頂くのは、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」です!
この本には、実は個人的に思い出が有ります。
あれは大学生の時、地元の本屋さんバイトをしていた僕は、この本の素敵な表紙を見た瞬間にびびっときました!
…これは売れる 笑
冗談はさておき、本屋さんにたまにある手書きのPOPって有るじゃないですか、スタッフのオススメ!的な。
当時、僕はこの本のPOPを書かせてもらったんです!
あー大学時代はひたすら楽しかったなぁ…。なんの生産性も無い日々がなぜか楽しくて…
…
はい、本の紹介に入ります。。。笑
まずは、あらすじから!
後輩である少女にの事が好きな「私」は、なんとか彼女に気に入られようと「彼女」を追いかけ回します。
しかし、彼女はあくまでマイペース!
お酒が好きな彼女と、彼女を追いかけ回していた「私」は、夜の街でたくさんの不思議な世界と奇妙な人達に出会います。
そんな世にも奇妙な人達と不思議な状況に巻き込まれる、恋愛小説ながらファンタジーであり、ファンタジーでありながらなぜかリアルな、そんなお話です。
あらすじを書いてしまえばこれしかありませんが、この本は、もうなんていうか雰囲気が素晴らしいです!
もちろん内容も面白いのですが、あらすじうんぬんを書くのはちょっと難しいというか。。。
そして、はっきりいって読みにくいところもあります。
僕も最初、森見さん特有の独特の文体を読むのにかなり苦労した覚えがあります…
しかしながら、その文体になれてしまえば、その独特の世界観と雰囲気に飲み込まれる感覚がなんとも心地よい作品です。
これだけ読むと意味分かんないと思うので、今回はオススメポイントのかわりにちょこっと本文を抜粋してみることにします!
その夜、私は単身で魅惑の大人世界へ乗り込んでみたいと思いました。
通りかかった四条木屋町の界隈は、夜遊びに耽る善男善女がひっきりなしに往来していました。
この界隈にこそ「お酒」がめくるめく大人世界との出会いが私を待ち受けているに違いないのです。
そうなのです。私はわくわくして、老舗喫茶「みゅーず」の前で二足歩行ロボットのステップを踏みました。
ね、独特の言い回しでしょ!笑
京都を舞台にした恋愛小説ですが、気付いたらファンタジーの世界に迷い込んでいたりする、森見さんのセンスに圧倒される作品だと思います。
森見さん特有の独特な言い回しは本当に最初は読みにくいですが、はまれば本当に気持ちがよい世界に引きずり込まれます!
ぜひ気になった方には読んでもらいたいです!
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本書に関する解題。
・主人公の「黒髪の乙女」と「先輩」・・・作者(森見登美彦)デビュー作『太陽の塔』における「水尾さん」と「私」の焼き直し? 例えば、「黒髪の乙女」についての描写=「彼女はクラブの後輩であり、私はいわば一目惚れしたのだが未だに親しく言葉を交わすことができずにいた。・・・」(第一章)が、その論拠です。
・脇役の京都大学と京大生、それを取り巻く人々・・・その設定は、前作『太陽の塔』と共通? 旧制高校時代の伝統を汲む、バンカラとユーモア。教養主義と博学知識。その女性観とヒロイン描写、・・・等々。 私の勤務先には、(東京の会社には珍しく)京大卒の社員が複数名配属されているのですが、彼らは皆 森見氏の作品群(森見ワールド)を読み込んでいて、好意的な評価を下しています。京都で青春を過ごした人間にとっては、懐かしくも微笑ましい空気感なのでしょうね。
by 藻岩山 (2016-01-03 10:47)