小説 幻夜(東野圭吾)あらすじとアサキの感想 白夜行続編作品 [東野圭吾]
東野圭吾さんの小説「幻夜」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの「幻夜」という作品です!!
先日、結構気合いを入れて「白夜行」という作品をご紹介させて頂きましたが、その続編とされている作品です。
白夜行の紹介はこちら「小説 白夜行(東野圭吾)あらすじとアサキの感想」
http://asaki-novel.blog.so-net.ne.jp/2014-10-22-2
ではでは、白夜行の時と同じく、いつもとは違って真面目に紹介させて頂こうと思います。笑
雅哉(まさや)という青年の父が自殺をしてしまい、その通夜が行われた日にその天災は起こった。
阪神淡路大震災。
たくさんの人が、この災害によって人生を変えられてしまったように、雅哉もこの日から人生が一変する。
しかし、それは災害被害自体ももちろんあるが、ある一人との女との出会いが大きな要因となった。
女の名前はミフユ。美しい冬とかいて美冬という美しい女だった。
いや、正確には美冬という名前を名乗った美しい女なのかもしれない…
美冬は、雅哉と一緒に東京にでる。
そして、その美貌とビジネスの才覚を駆使し、銀座にある宝石店の店員から、徐々に成り上がっていく。
しかし、成り上がっていく美冬のそばには犯罪が絡む。
その犯罪に見え隠れする雅哉の陰。
そのうちに、雅哉は美冬の恐ろしさに気付いてしまう。
美冬は、自分の人生の妨げになるものを許さない。
その為なら、人を殺める事もじさない。
そして、決して自分では手を下さない。
雅哉は気付いてしまう。
自分は、美冬にただ利用されているだけではないのか。
美冬のために手を汚してきた自分はなんて滑稽なのかと。
雅哉は、自分自身で犯罪に手を染めた事があった。
堂々と昼間の世界を歩いてはいけないと思っていた。
だからこそ、美冬と一緒に、夜の道を歩き続けようと思っていたのに…
その道は、幻だったのだ…
美冬に対する疑惑、そして愛情が怒りに変わった雅哉のとった、衝撃のラスト…。
白夜行と同じく一見ぶ厚くてとっつきにくいと思われるかもしれませんが、間違いなく傑作です。
さて、ここからは白夜行を読んでいる方なら分かって頂けると思いますが、白夜行との違った魅力をご紹介します。
まずは、白夜行の亮司は本当に陰の存在でしたが、雅哉は違います。
雅哉主体の描写も多く、共感出来る部分もたくさんあります。
また、雪穂と美冬も少し違います。
いや、変化したというべきでしょうか。。。
雪穂と亮司にはお互いを思う気持ちがあったようにおもいますが、雅哉は美冬に利用されているだけな気もしましたし…。
これは白夜行の美冬と幻夜の美冬が同一人物と仮定してですが、きっと亮司の死を含めた諸々が、彼女の心を更に非道にしたんでしょうね。
これは漠然とした僕の印象ですが、雪穂は芯の強い女、そして美冬は非道な女、そんなイメージを持ちました。
しかしながら、雪穂と美冬が同一人物と仮定してお話をしてきましたが、二人が同一人物じゃない可能性もないわけではありません。
というか、十分に考えられる話です。
これは、白夜行&幻夜ファンの間でも永遠の語りぐさです。
やはり、雪穂=美冬が一般的ですが、東野圭吾さんならどんでん返しの設定まで考えているんじゃないか…そう疑ってしまうのも確かに事実です。
いやー、面白いです。本当に。
白夜行からの伏線なんかもあり、共通点も多々あるので、白夜行を読んだ方でまだ幻夜を読んでいない方は是非早めに読む事をお勧めさせて下さい!!
今回はオススメポイントのかわりといってはなんですが、印象的な美冬の台詞をご紹介します。
「あたしらは夜の道を行くしかない。たとえ周りは昼のように明るくても、それは偽りの昼。そのことはもう諦めるしかない」
幻夜の、代表的な台詞です。
ちなみにこの作品も、白夜行と同様に映像化されています!
(ただし、ドラマでは二つはリンクしているわけではありませんが…)
じつは先日、その映像化作品である幻夜のドラマを見ました!
美冬を深田恭子さんが、雅哉を塚本高史さんが演じているほか、他にも豪華なキャストばかりでとても楽しく見れました!
ただ、やはり物語の細部やボリューム感は、小説の方が絶対にいいと思います!
とにかく、白夜行と並んでもの凄くお勧めの一冊ですので、ぜひ読んでみて下さい!!
以上、東野圭吾さんの小説「幻夜」のあらすじと、アサキの感想でした!
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今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの「幻夜」という作品です!!
先日、結構気合いを入れて「白夜行」という作品をご紹介させて頂きましたが、その続編とされている作品です。
白夜行の紹介はこちら「小説 白夜行(東野圭吾)あらすじとアサキの感想」
http://asaki-novel.blog.so-net.ne.jp/2014-10-22-2
ではでは、白夜行の時と同じく、いつもとは違って真面目に紹介させて頂こうと思います。笑
雅哉(まさや)という青年の父が自殺をしてしまい、その通夜が行われた日にその天災は起こった。
阪神淡路大震災。
たくさんの人が、この災害によって人生を変えられてしまったように、雅哉もこの日から人生が一変する。
しかし、それは災害被害自体ももちろんあるが、ある一人との女との出会いが大きな要因となった。
女の名前はミフユ。美しい冬とかいて美冬という美しい女だった。
いや、正確には美冬という名前を名乗った美しい女なのかもしれない…
美冬は、雅哉と一緒に東京にでる。
そして、その美貌とビジネスの才覚を駆使し、銀座にある宝石店の店員から、徐々に成り上がっていく。
しかし、成り上がっていく美冬のそばには犯罪が絡む。
その犯罪に見え隠れする雅哉の陰。
そのうちに、雅哉は美冬の恐ろしさに気付いてしまう。
美冬は、自分の人生の妨げになるものを許さない。
その為なら、人を殺める事もじさない。
そして、決して自分では手を下さない。
雅哉は気付いてしまう。
自分は、美冬にただ利用されているだけではないのか。
美冬のために手を汚してきた自分はなんて滑稽なのかと。
雅哉は、自分自身で犯罪に手を染めた事があった。
堂々と昼間の世界を歩いてはいけないと思っていた。
だからこそ、美冬と一緒に、夜の道を歩き続けようと思っていたのに…
その道は、幻だったのだ…
美冬に対する疑惑、そして愛情が怒りに変わった雅哉のとった、衝撃のラスト…。
白夜行と同じく一見ぶ厚くてとっつきにくいと思われるかもしれませんが、間違いなく傑作です。
さて、ここからは白夜行を読んでいる方なら分かって頂けると思いますが、白夜行との違った魅力をご紹介します。
まずは、白夜行の亮司は本当に陰の存在でしたが、雅哉は違います。
雅哉主体の描写も多く、共感出来る部分もたくさんあります。
また、雪穂と美冬も少し違います。
いや、変化したというべきでしょうか。。。
雪穂と亮司にはお互いを思う気持ちがあったようにおもいますが、雅哉は美冬に利用されているだけな気もしましたし…。
これは白夜行の美冬と幻夜の美冬が同一人物と仮定してですが、きっと亮司の死を含めた諸々が、彼女の心を更に非道にしたんでしょうね。
これは漠然とした僕の印象ですが、雪穂は芯の強い女、そして美冬は非道な女、そんなイメージを持ちました。
しかしながら、雪穂と美冬が同一人物と仮定してお話をしてきましたが、二人が同一人物じゃない可能性もないわけではありません。
というか、十分に考えられる話です。
これは、白夜行&幻夜ファンの間でも永遠の語りぐさです。
やはり、雪穂=美冬が一般的ですが、東野圭吾さんならどんでん返しの設定まで考えているんじゃないか…そう疑ってしまうのも確かに事実です。
いやー、面白いです。本当に。
白夜行からの伏線なんかもあり、共通点も多々あるので、白夜行を読んだ方でまだ幻夜を読んでいない方は是非早めに読む事をお勧めさせて下さい!!
今回はオススメポイントのかわりといってはなんですが、印象的な美冬の台詞をご紹介します。
「あたしらは夜の道を行くしかない。たとえ周りは昼のように明るくても、それは偽りの昼。そのことはもう諦めるしかない」
幻夜の、代表的な台詞です。
ちなみにこの作品も、白夜行と同様に映像化されています!
(ただし、ドラマでは二つはリンクしているわけではありませんが…)
じつは先日、その映像化作品である幻夜のドラマを見ました!
美冬を深田恭子さんが、雅哉を塚本高史さんが演じているほか、他にも豪華なキャストばかりでとても楽しく見れました!
ただ、やはり物語の細部やボリューム感は、小説の方が絶対にいいと思います!
とにかく、白夜行と並んでもの凄くお勧めの一冊ですので、ぜひ読んでみて下さい!!
以上、東野圭吾さんの小説「幻夜」のあらすじと、アサキの感想でした!
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はじめまして。
読書初心者のにゃぎーたといいます。
最近、自分磨きのため読書を始めました。
今まで、全く本を読んでこなかったため、何を読んだらいいのかわからず、いろんな方のブログ等を参考にさせていただいています。
まだ5冊ほどしか読んでいないのですが、その中で一番衝撃を受けたのは、この幻夜です。
おそらく、一生忘れないと思いします。
怖かったですが、非常に面白い作品でした。
また参考にさせていただきます。
by にゃぎーた (2015-06-25 07:53)
にゃぎーたさん
コメントありがとうございます、とても嬉しいです!
自分も偉そうなことは言えませんが、面白い本は限りなくたくさんあることだけは間違いないです!
幻夜、この作品もすごいですよね…白夜行と合わせて、本当に心に残る作品でした!
これからもたくさんの本をご紹介していければと思っていますので、ぜひ参考にしていただき、感想などをお話できれば嬉しいです!
アサキ
by カツオ (2015-06-25 19:12)