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小説 ナイフ(重松清) あらすじとアサキの感想 [重松清]

重松清さんの小説「ナイフ」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。



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今回ご紹介する本は重松清さんの「ナイフ」です。








私が重松さんの本を好きになるきっかけとなった一冊です。



重松さんの作品はどれも人間の心理描写を非常に丁寧に描いているため、強く共感できる部分が非常に多いと感じています。



その中でもこの作品は「いじめ」という深いテーマを扱っているため、読みながら暗い気持ちになったり、切ない気持ちになったり、とただ楽しいだけの小説ではなったため、印象に残りました。



そんな「ナイフ」は5本の短編小説により構成されているのですが、今回は4本目の作品「エビスくん」のあらすじと感想を取り上げたいと思います。



※ここからは「エビスくん」のあらすじです。



主人公である小学生のひろしには、心臓に大きな病を抱える妹がいる。



妹に会うため、ひろしは小学校が終わっては時間を作り病院に足を運んでいた。



そんな中、ひろしが通う小学校に転校生が来た。



彼の名前は戎(えびす)。小学離れした大きい図体と同様に態度も非常に大きかった。



そんな戎をひろし含め周りの友達はどこか恐怖に感じ、友達として距離を縮めたいとは思えなかった。



そんなとき、事件が起きた。



ひろしが書いた学級日誌の戎の字が誤って戒になっていると戎に指摘された。



その日を境にひろしへの戎のいじめが始まった。



一方的ないじめを受けるひろしを見て友達も助けたいと思うが、戎への恐怖心もあり、なかなかひろしを救うことが出来なかった。



でも、ひろしだって、ただ黙って戎からのいじめに苦しんでいる訳ではなかった…



そこには、妹へのひろしの強い愛情があり、そのことに戎は気付いた。



いじめっこといじめられっこ。



そんな簡単な構図では到底収まりきらない、深い感動に包まれたラストがこの物語には待ち受けていた…






私もついこの間まで学生で、まだ小学生だったころの記憶だって鮮明ではなくとも残っている訳ですよ。




で、この小説を読むたびに、なんか切ない気持ちになるんですけど、それでもやっぱりこの物語が好きなんですよね。文字には言い表せない不思議な気持ちです…




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