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小説 ノルウェイの森(村上春樹) あらすじとアサキの感想 [村上春樹]

村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。


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今回ご紹介する本は村上春樹さんの「ノルウェイの森」です。



村上春樹さんの代表作と呼ばれるこの一冊。



片山恭一さんの『世界の中心で、愛をさけぶ』に抜かれるまでは日本での発行部数1位を記録していた、言わずと知れた名作中の名作ですね。



ではそれがどんなお話しかというと…僕も初めて読んだときは意外に感じましたが、何も難しいお話しではなにのです!僕の好きな青春恋愛小説なのです!





お話しの流れは、主人公のワタナベがドイツへの出張から帰国する際に飛行機の機内で流れていたビートルズの「ノルウェーの森」を耳にしたことをきっかけに、学生時代の回想を始める、というものです。





登場人物も簡潔で、主人公ワタナベと当時彼が交際していた直子とのやりとりが物語の中心となります。





その他には、彼等二人と交流の深かったキズキと呼ばれる青年・ワタナベが住んでいた寮で親しくなった永沢・その永沢の彼女であったハツミさん…と、これまた一見どこにでもありそうな恋愛小説を思わせる感じ。




しかし!!!




これだけの要素で発行部数1位を取ることは出来ないのです!




この物語の最大の魅力は、なんといっても登場人物一人一人の心理描写の精密さにあるのだと思います!





大学2年のときワタナベは高校時代の友人であった直子と再会して、それをきっかけに恋愛へと発展するのですが、直子と会っていなかった1年間でのワタナベの心境の変化・なぜ彼が直子を魅力と感じるようになったのか…




同じ寮に住んでいた永沢の言動がワタナベにどのような影響を及ぼしていくのか…





一般的な恋愛小説では省略されがちな、恋愛とは一切関係のない心境の変化や、そこに至るまでの過程を丁寧に書かれていることで、この小説はただの恋愛小説と呼ぶには到底事足りない、深みのある小説になっているのだと思います。





いや、なんか今回は評論家みたいな書き方をしていますね。。笑




気を取り直してポップにオススメポイントを紹介します!





①その恋愛。実は一方通行!? おっと、いきなりネタバレになりそうなので、この話は深くは説明できません。笑




②永沢がとにかくモテる! ルックスも抜群な彼は東大の法学部生!誰もが羨むそんな高スペック男に悩みはあるのか…



③衝撃の結末。以前このブログでご紹介した森鴎外の「舞姫」とどこか重なる部分があるのかも…



※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
小説 舞姫(森鴎外) あらすじとアサキの感想




今回のご紹介では謎かけみたいな感じで、あらすじがイマイチ上手くお伝えできなかったかもしれませんが、それでもこのブログをきっかけに読んでみようかな、と思って下さるかたが一人でもいて下さると嬉しく思います!!



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