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小説 死神の精度(伊坂幸太郎) あらすじとアサキの感想 [伊坂幸太郎]

伊坂幸太郎さんの小説「死神の精度」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。


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今回ご紹介する本は伊坂幸太郎さんの「死神の精度」です。



タイトルが怖いですね…



死神って…精度って…



でも安心して下さい!笑



まったく怖い話なんかではなく、むしろポップな人間ドラマを描いた物語だと私は思います。



でもまぁ死神が登場するのは事実なので、SF?ですかね。ジャンル的には!



主人公は…そうです。死神です!笑



でもこの死神の面白いところは、姿形をどんな人間にも変化させることが出来るって点です。



そんな風に人間に姿を変えた死神が人間界ですることとは、「人間の生死」を判断すること。



対象者に接近しやすい人物像に毎回姿を変えて一週間その人間を観察することで、この人の寿命を奪うべきなのか、それとも寿命を全うさせてあげるべきなのか、そんなことを判断します。




そしてその対象者に今回選ばれてしまったのは、6人の男女。仕事のストレスに悩むOL・自分の人生に迷っている中年のヤクザ・美容院を経営する老女…。一見なんの関係性もない彼等に死神が選ぶ基準となった共通点ははたしてあるのか!?





死神が彼らに下した判断とは!?



伊坂さんの作品では今回の死神みたいに「常識ではあり得ない存在」が登場することが多いのですが、私的には伊坂さんが読者に本当に伝えたいのは、その存在自体の面白さではなく、あくまで人間ドラマなのだと感じます。



だからこそ、その存在について深く説明することはなく、あくまで「物語における一つのスパイス」みたいな位置づけにし、本当に伝えたいメッセ―ジをより明確にしているのだと感じます。



なにが言いたいかというと…非現実的な話は好きじゃない、とかSFは普段読まない、なんて人も一切心配することなく、純粋に物語を楽しむことが出来るのではないでしょうか、という私個人の感想です!!



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