小説 イン・ザ・プール(奥田英明)あらすじとアサキの感想

奥田英明さんの小説「イン・ザ・プール」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。

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ついこの間まで甲子園をテレビで見ていたかと思ったらもう10月も中旬に…日々の経過がどんどん早く感じる今日この頃です…笑


　さて、今回ご紹介する本は、奥田英明さんの「イン・ザ・プール」です。





　
このお話は、精神科の医師で伊良部総合病院の息子、伊良部一郎とその彼の元へ診察に訪れる人々を描いた物語です。
　

物語は一話完結の中編小説で構成されており、それぞれの悩みを抱えた人達に対して、伊良部一郎が治療？診察？を行うことでその悩みを解決へと導いていきます。


悩みは人それぞれで、仕事中でもプールで泳ぐことが頭から離れない雑誌編集者・常にストーカーに付きまとわれていると感じる恐怖から夜に眠れなくなるイベントコンパニオン・自宅で吸ったタバコの火がちゃんと消えているかが気になり仕事に全く集中出来ないルポライタ―…と個性豊かな面々です。


この小説のオススメポイントはこちら！

① 伊良部のキャラクター！この男、天才なのかボンクラなのか！ある意味、悩みを抱えている患者よりキャラクター性が強すぎます。笑

② 一話完結のストーリー。一つ一つの物語がテンポよく進むので一冊を通して最後まで飽きることなく、あっという間に読み切ってしまいます。

③ 名脇役、伊良部専属の看護師がまた変わり者！笑　伊良部にはマユミちゃんと呼ばれている20代の看護師がまた個性的。見た目は美人だが、この看護師もどこか可笑しい！　伊良部との駆け引きがこれまた面白いです。


医学を扱っているとちょっと難しい本なのでは…なんてことは全く考える必要がありません！　


どちらかというとコメディーの要素が強く、それでいながら要所要所で伊良部が発する言葉には深みがある。。。


この医者が天才なのかボンクラなのか…是非この本を一読いただき、皆様のご意見をお聞かせください！笑


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