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小説 魔球(東野圭吾) あらすじとアサキの感想 [東野圭吾]

東野圭吾さんの小説「魔球」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。


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今回ご紹介する本は東野圭吾さんの「魔球」です。







東野圭吾さんが野球を題材にしているのはこの一冊だけではないでしょうか。



ウィンタースポーツがお好きとのことで、スキーやスノボーを題材にした作品はとても多いですけどね。



僕自身、青春ものといったらやっぱり野球のイメージが強いので、東野圭吾さんがどのように野球を取り扱うのか非常に楽しみで読み始まました。



ここからは簡単なあらすじになります。



物語の主人公は投手・須田と捕手・北岡。実力を持つ二人の入部によって彼らの所属する高校は一気に実力を上げた。



そして全国大会への出場を果たし、その一回戦を迎えた。



九回裏ツーアウト満塁。一点差で迎えたこの場面で迎えたバッターはプロが注目するほどの好打者。



そんな正念場で投手の須田が投げた一球は捕手の北岡ですらこれまでに一度も見たことがない変化を見せるボールだった。



バッターの予想を超えたこの一球により彼らは大会初戦を勝利で飾った。



しかし、須田が見せたこの魔球は後にも先にもこの一球だけであり、以降の試合で投げられることはなかった。



そして大会後。思わぬ事件が発生した。



それは捕手である北岡の死だった。



刃物により殺害された北岡。



それからしばらくして投手であった須田もが同じ刃物で殺害されることに。



警察が二つの事件を関連付けて捜査を続ける内に浮かび上がったのは、全国大会で須田が投げた「あの一球」に関してだった。



警察は魔球の謎を解くことがすなわち事件解決への糸口だと判断し操作を進めることに。



徐々に浮かび上がる魔球の真実。



それは野球の技術を超えた大きな秘密を潜んだもので、その秘密こそが今回の事件発足の謎を解く全ての鍵だった…



正直、野球の経験が無い僕にとって野球のプレー内容がトリックに関わってしまうと、問題が解決した時に今一つピンと来ないのでは、と少し心配しましたがそんな心配は一切無用でした。



なぜ須田はただ一回だけ魔球を投げることが出来たのか。その真実は読者誰しもが驚く秘密が隠されており、読み終えた後のスッキリ感も大きかったです。



青春ものとは一線を画した東野圭吾さんの野球物語、是非お楽しみください!!



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